渡良瀬川編④草木湖コース

 草木ダムの右岸直下から堤頂に上り、ダムを渡って草木湖畔左岸を沢入ソウリ駅まで行くコース約11.9kmである。ルートを図-7.5に示す。2.5万分の1地形図は上野花輪・沢入である。

図-7.5草木湖コースルート図
図-7.5草木湖コースルート図

  わたらせ渓谷鉄道・神戸ゴウド駅から上流方向に少し行くと、左手にトンネルがある。遊歩道・もりの散策路(写真-7.25)の入口である琴平トンネル(写真-7.26)である。わらべ橋(写真-7.27)の脇から急勾配の遊歩道を登ると国道122号銅アカガネ街道となり草木ダムの右岸天端に着く。

写真-7.25もりの散策路入口
写真-7.25もりの散策路入口
写真-7.26琴平トンネル
写真-7.26琴平トンネル
写真-7.27わらべ橋
写真-7.27わらべ橋

 

草木ダム(写真-7.28,29)は水資源機構所管の多目的ダムで、建設当初には足尾銅山からの鉱毒防止目的もあったが銅山が閉山して現在は除外されている。カスリーン台風被害を契機に計画されたダムであったが、水没家屋が230戸もあって補償交渉が難航し昭和50(1975)に完成している。ダム高140m、堤頂長405m、堤体積132万㎥の重力式コンクリートダムである。

 

ダム天端を左岸に渡れば水資源機構のダム管理所があり、ダムカードが貰える。

 

草木湖左岸道路には車の通行はほとんどなく、熊出没注意の看板があるものの快適な歩きができる。ただしアップダウンがあり、登り坂では何度も小休止が必要であった。

 

このコースのほぼ中央に国民宿舎サンレイク草木がある。食事も日帰り入浴もできるようである。

 

写真-7.28草木ダム
写真-7.28草木ダム
写真-7.29草木ダム
写真-7.29草木ダム
写真-7.30国民宿舎サンレイク草木
写真-7.30国民宿舎サンレイク草木

 

左岸湖畔をそのまま進むとダム湖のほぼ中央に赤い草木橋(写真-7.31)がある。草木湖は116kmで地元のマラソン大会に使われているらしく草木橋のたもとに標識がある。

 

上流に向かうと、群馬県沢入発電所(写真-7.32)、緑色の鋼トラス橋であるわたらせ渓谷鉄道橋梁(写真-7.33)を過ぎると市街地になり、トイレ陶器と良寛書の館の先がわたらせ渓谷鉄道・沢入ソウリ駅となる。

 

写真-7.31草木橋
写真-7.31草木橋
写真-7.32群馬県沢入発電所
写真-7.32群馬県沢入発電所
写真-7.33わたらせ渓谷鉄道橋梁
写真-7.33わたらせ渓谷鉄道橋梁