渡良瀬川編②競馬場跡・自然エネルギーコース

 東武伊勢崎線・足利市駅から中橋を渡って左岸堤防上を足利競馬場跡、自然エネルギー広場、太田頭首工を経て錦桜橋を渡り新桐生駅までの約16.5kmである。コースのルートを図-7.3に示す。2.5万分の1地形図は足利南部・足利北部・桐生である。

図-7.2競馬場跡・自然エネルギーコースルート図
図-7.2競馬場跡・自然エネルギーコースルート図

 

 東武伊勢崎線足利市駅を降りると目の前が渡良瀬川で、中橋(写真-7.10)を左岸に渡る。中橋は緑色の三連鋼アーチ下路式で、見栄えがいい。

 蓮岱寺水門を過ぎると堤防右下に大きな公園が見え足利競馬場の跡地である。平成15(2003)まで足利市営の地方競馬が開催されていたがその跡地が五十部運動公園(写真-7.11)と足利赤十字病院(写真-7.12)となっている。


 

鹿島橋の先の堤防脇に自然エネルギー広場(写真-7.13)があるので立ち寄ってみることを薦める。足利大学の付属施設であるらしく、プロペラ式や風車式などいろんな型式の風力発電模型が展示されている。

  松田川・小俣川・桐生川の3つの支川にはどれも渡良瀬川堤防から分からないうちに入り込んで、上流の橋まで迂回する。

  太田頭首工(写真-7.14)は農水省が渡良瀬川にあった待堰・矢場堰・三栗谷堰の三堰を1ケ所にまとめたもので、周辺の大間々・巴楽頭首工を含める三つのうち最大規模だそうである。

昭和橋・中通り大橋を過ぎ、錦桜橋(写真-7.15)を右岸に渡り、道なりに歩いて桜並木の先を右折すれば東武桐生線・新桐生駅である。